オカリナ奏者佐藤一美の日々徒然なるままのブログです !


by satokazumi
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皆様、韓国より無事に戻って参りました(涙)!

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出発前日24日は、朝からカルチャースクールの2クラスと谷津のレッスンを終え、前泊の羽田空港近くのホテルに辿り着いたのが10時半、先に着いた両親と夕食と打ち合わせ後部屋に戻り、就寝出来たのが2時半でした。
 出発当日は5時に起きました!両親を連れて空港へ…。
空港では、小針先生と前田さんと待ち合わせ、携帯をレンタルし、チェックインして荷物を預けて朝食を取り、2時間余りの空の旅に期待と不安の中出発しました。
 機内食が出るとはしらず、満腹ながらも頂いてしまいました(^_^;)。
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 金浦空港に到着したら、ノーブルオカリナの社長さんが自ら車を運転して来て下さったばかりか、通訳の阿部さんという方を連れて来て下さいました。
 コンクールの会場は、ノーブルオカリナの工房のあるホンソンで、普段はソウルから高速道路で約2時間だそうです。
 この日は大渋滞で、4時半過ぎ位にノーブルオカリナの工房に着きました。

 工房は大変広く、調律の部屋がいくつもあり、開発室もありました。
びっくりなのは、オカリナが箱にも入っていない状態で天井に近い棚の上に重なったまま並べられていました。
 地震が来たらひとたまりもありませんが、韓国は地震が殆どないので大丈夫なんだそうで、安心しました。
さて、工房にて、コンクールを聴きに来られ、急遽コンサートにも参加された山城奈々子さんにお会いしご挨拶させて頂きました。
 その後、審査員のイタリアのエミリアーノ・ガリアーニさんと初めてお目にかかる事が出来ました。ご挨拶させて頂き楽しい会話もはずみました。
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 その後、もうお一人の審査員の大沢聡さんが到着するのをお待ちしながら、コラボレーションの部分であるアンサンブルの練習があり、トップのピッコロをご指名受け、演奏させて頂きましたが、最初の音から皆様とのピッチが余りに違ったので聞いてみたら、何と450ヘルツでした(( ̄□ ̄;)!!!
 普段440で鍛えていましたので、ここでずっと愛用しているカンターレオカリーナは使えず、急遽ノーブルオカリナのピッコロで演奏せざるを得ない事態になってしまいました!
 耳も楽器もいきなり違う世界(*_*)!
おまけに、イタリア仕込みのアンサンブルですので、ビブラートを減らされ、音符の最後を短めにと何度も注意され、大変なカルチャーショックの洗礼を受けたのでした!(これで審査員出来るのかしら…?)
 天国と地獄もノーブルオカリナアンサンブルの皆様と私とのコラボレーションですから、ノーブルオカリナを使いましたが、萎縮してしまい、このリハーサルでは良い演奏は出来ませんでした
 ちなみにエミリアーノさんのアレンジされたドンジョバンニのメドレーとロザムンダという曲でした!
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 その後、オカリナファンタジーに与えられた20分間の部分を練習しましたが、自分自身、ショックで速いパッセージを何度もつっかえてしまい、小針先生に何度も「はい、もう一度」と言われながら、練習させて頂きました。
 気がつくと23時30分でした。帰り支度をして練習室を出たのが24時でした。
まだノーブルオカリナアンサンブルの方々が練習していました。ウ゛ィウ゛ァルディの四季より「春」1楽章を全て譜面通りに(細かい所も見事)演奏されていて驚きました。
 夜は、結局眠ったのは3時半。

 翌朝は9時ロビー集合でした。
朝食は、スーラータンというスープにごはんとキムチでした。
 朝食後は工房で自分自身のリハーサルと着付けでした。
ノーブルオカリナの工房の防音練習室は1つだけです。
 私の前にイタリアのエミリアーノさんがリハーサルでしたが、時間になってもあと5分と言われたのですが、結局30分位待ちました。
 練習室でのリハーサル時間は、20分でした。
その後、着付け、お昼、そしてコンクール会場へ…。

 慌ただしかったです。
審査員の席に左から、エミリアーノさん、私、大沢聡さんの順に座りました。
 客席にいらした方々から、拍手と歓声が湧き上がりました。
コンクール開始までの間にトイレに行ったら、同じく歓声が…!そしてトイレから出た後も…

 コンクールが始まり、主催のノーブルオカリナの社長さんが、ご挨拶されました。
この7重奏のアンサンブルコンクールは、韓国で初めての試みだそうです。もしかすると、世界でも初めてなのではないかということでした。
 改めてそのような歴史的なイベントにお招き頂き、この場にいさせて頂ける幸せと責任の重さを感じました。
 21組のグループが参加され、次々と演奏されました。
どのグループも素晴らしく、審査をするのが心が引き裂かれそうでした。
 4グループ位で係の方が、審査員の点数を聞きに来ました。その間、少しだけ気を休める事ができました。

 21組の演奏が終わると別室に移り、審査結果が出ました。
ほぼ2名の大先生と同じ結果で安心しました。
 順位が決まった所で、1位(一組)、2位(二組)、3位(四組)の発表と表彰状授与がありました。
3位から、グループの名前が呼ばれ、大歓声が次々と上がりました。
 3位の何組か、表彰状授与をさせて頂きました。
次に大沢さん、エミリアーノさんの順に授与、1位はノーブルオカリナの社長さんが授与されました。

 コンクール終了後は撮影タイムで、色々なグループの方々と写真を撮って頂きました。
気がつくともう6時
 あと1時間でコンサートが始まってしまうので、準備が大急ぎで行われました。
まずは大沢さんのジャズセッションのリハーサルで30分位あり、その後、私は10分位で、エミリアーノさんになり、その後アンサンブルのリハーサルでしたが、4小節位で、「はい、終わり」と言われ、気がかりな天国と地獄はリハーサルなしでした!

 それからまもなくコンサートが始まり、トップバッターとして舞台に出て行った途端、凄い歓声が…!
その瞬間、先ほど迄の不安が吹っ飛び、ラッパ吹きの休日を元気良く吹きました。
 いつも吹いているバージョンより2段階位難しいパッセージに挑戦してみました。
微妙でしたが何とか吹き切りました!
 曲が終わった途端、嵐のような歓声と拍手が来ました。
その後、「明日へ」~「トラジ」、トークをはさんで「チゴイネルワイゼン」と演奏しました。
 前日つっかえていたところは間違わなかったのでヤッタと思った瞬間指が滑ってしまいましたが、何とかリズムは崩さず出来、その後は、いつも通りにいきました。
 再び嵐の様な歓声と拍手を頂き、お辞儀をしたところで、超気がかりだった、アンコールが…

 ノーブルオカリナアンサンブルさんが舞台に入ってこられました
それから、440ヘルツから450ヘルツの世界へ
 アルトCの方からラの音を頂きチューニングしたところで、一気にワープしまして、天国と地獄の「カンカン」を演奏しましたら、何と奇跡的にノーミスで演奏出来ました! チゴイネルワイゼン以上の盛り上がりでした!

 ステージから戻ると、舞台袖で皆様から祝福を受けました。
それから、日本で教えていた李さん(韓国半)が待っていてくれました!一年半ぶりの再会です!
 その後ノーブルオカリナアンサンブルさん、エミリアーノさん、大沢さんのステージを舞台袖で聴かせて頂きました!大変勉強になりました!
 そして後気がかりな日韓伊メンバーでの例の7重奏アンサンブル2曲も…最初の1曲で2小節落ちた以外は、出来ました!何とか面目は保たれましたでしょうか!?
(2曲終ったら、この日一番の、会場が割れるような拍手と歓声が沸きあがりました管理人が嬉しかったのは、アンサンブルの中でも、他のメーカーのオカリナを吹いても、あの空に抜けるような、笑顔がこぼれるような明るい、いつもの佐藤一美の音が響き渡ったことでした!・・・管理人)
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 打ち上げは、1時半まで盛り上がり(あちらの方々は皆様タフです)、最後に社長さんから、「一美、韓国で君が有名だと私が話したら、信じなかっただろう?だけど今日それがわかっただろう?君のファンはソウルにもっと沢山いる。2月にはソウルでコンサートしてみないか?」と言われたので、「はい、是非お願いします!」夢の様なお話まで頂いて参りました!

 ホテルに戻った時、前田さん、母と私で、興奮覚めやらず解放感も手伝い、蜜柑を片手に更に話に花を咲かせてしまい、就寝が4時半になりました。

 翌朝8時にロビー集合、工房に行き契約などの用事をしていたら、あっという間に出発の時間になり、通訳の申さんが今度は金浦空港まで送って下さいました。
 丁度チェックインの14時40分に着き、無事に帰って参りました。

 この度は、演奏の時自分自身を出せて良かったです。
リハーサルの後、小針先生が叱って下さったお蔭です。ありがとうございました。
 すごく落ち込んだ時、今まで私を応援して下さっている、ファンの皆様と生徒の皆様の顔が浮かんだのです。
 これらの方々の応援を無駄にしたくない一心でした。
今は、素晴らしい体験が出来て幸せな気持ちと、このご縁を導いて下さいましたこれまでに出会うことが出来た全ての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 長文最後までお読み下さりありがとうございました!
                               佐藤一美
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by satokazumi | 2011-12-03 11:50 | 佐藤一美の徒然な日々