チャペル「ウ゛ィラ・グラツィア」でのこけら落としのコンサート~祈り~
2011年 05月 22日
昨日は(もう一昨日になってしまいましたが)目黒雅敘園のニューオープンしたチャペル「ウ゛ィラ・グラツィア」でのこけら落としのコンサートでした。モダンで気品の高い、このチャペル、天井が高く、真っ白なウ゛ァージンロードが…。
女性ならばきっと誰もがこんなチャペルで愛の誓いを出来たらと憧れるのではないでしょうか…。
そんな素晴らしいチャペルのこけら落としコンサートのお話を頂いたのは、昨年12月クリスマスイブの夜でした!
それから2ヶ月あまりして、あの3.11大震災。
日本中のそれまでの計画が全て見直されることになりました。もちろん、私の予定、心構えも大きく変わりました。
それから3週間後、「このコンサートのテーマは「祈り」でいきましょう。」と小針先生から突然お話があり、「多くの生徒さんが今年の演奏の機会を失ってしまわれたので、祈りの曲を演奏して頂きましょう。」と伺い、一も二もなく大賛成しました!
当初、70名から100名のお客さまを予定し準備をして参りましたが、日を追うごとに内容も規模も大きくなり最終的に175名のお客さまと、私たちオカリナファンタジー全員での「祈りを捧げるコンサート」となりました。 準備の規模も最大となり、前日と当日の朝(8時~10時半時)を使って、音響セット、サウンドチェックそしてリハーサルをしました。
そして10時半からは、祈りの演奏をしてくださる6グループの方々の出入りとステージでの立ち位置と並びを確認しました。
さて、11時半から本番でした。アメージンググレイスをチャペルのウ゛ァージンロードを歩きながら演奏しました。大理石で長く、しかも13センチのハイヒールで、足元も見えません。何とか転ばず行けました。(汗!)
続いてカッチーニのアウ゛ェ・マリア、最初のトーク、緊張はピークでしたが、次第に自分を取り戻し、あの「薄紅色の可愛い・・・」曲を、月の砂漠、荒城の月を鎮魂歌とし演奏いたしました。
一部の締めは私がクラシック音楽に目覚めるきっかけとなった大好きな「マドンナの宝石」を演奏しました。
次は、6団体のサークルさんの祈りの演奏です!
皆様、ぶっつけ本番でとても緊張されていたのにも関わらず、素晴らしい演奏して下さり、本当に驚きました。
そして、お客様全員で「星の世界」を祈りの全体演奏して頂きました!
チャペルの中に祈りの気持を込めたオカリナが、歌声が響き渡り、その聖なる響きに思わず感動してしまいました。
そしてコンサート後半になり、曲としては、難度の高い曲が続きました。
だったん人の踊り~アルビノーニのアダージオ花の街、オリジナルの永遠の舞、トークをはさみつつ、何とか頑張りました。
会場は200名くらいの人で溢れかえっているのですが、厳かな静寂と爆発しそうな熱気で満ちておりました。
ラストの曲は、チゴイネルワイゼンでした。
今までに感じた事のない、全身に圧し掛かる圧力に対抗しての演奏となりました。
精も魂も尽きました。
それから最後に目黒雅敘園の片山英史本部長様(ディナーショーを企画し立ち上げて下さいました恩人)よりご挨拶がございました。
この長いチャペルは、18.44mあるそうで、この長さの意味が分かりますか?と質問しておられました。皆様はおわかりですか?
何と、野球のピッチャーとキャッチャーの距離だそうです。実際見ると遠いです。あれで野球の試合が繰り広げられるのかと思うと、選手の凄さがわかりました。
目黒雅敘園さんの細かで粋な演出、こだわりが素晴らしいと感動しました。
また建物は、絆をテーマに建てられましたそうです。
絆といえば元々、片山様は、浦安のベイヒルトンで働かれ、ヘッドハンティングで引き抜かれ目黒雅敘園で、活躍されておられます。
そのヒルトン時代にタウンページで電話されたのが小針先生の谷津ミュージックスクールで、先生とは、それからの長いお付き合いなんだそうです。
小針先生との絆がディナーショーに発展し、更にこのチャペルコンサートに発展し、こうして皆様と、祈りの気持を込めたコンサートで、一層絆が深まったことに、小針先生とのご縁を痛感し、感謝していますとおっしゃっておられました。
更に、9月30日に今年のオカリナディナーショーもよろしくお願いします!としっかり宣伝も入れて下さいました!その感動的なお話に片山さんの凄さを改めて感じました。
アンコールは川の流れを演奏致しました!
またしても長文の日記となってしまいましたが、皆様最後までお読みくださってありがとうございます。
佐藤一美