3.11
2011年 03月 21日
この度の東北関東大震災でお亡くなりになられました多くの方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災されご不自由な避難生活されておられる方々へ心からお見舞い申し上げます。
佐藤一美
皆様、blogが大変遅くなり申し訳ありませんでした。
まさかこのような書き出しになるとは夢にも思いませんでした。
皆様お元気でしょうか。
私も、毎日ニュースなどを目にする度に体中の力が抜けるような思いですが、「今、自分に出来る何か」を見つめて過ごしております。
3月11日、その日は、船橋市の三咲公民館でレッスンでした。
あともう少しで終了という所で、団員さん方が気が付かれて…。
未だ体験した事のない揺れ…おさまったかと思いきや、また激しい横揺れ…皆様の表情が凍りついていたのが・・・、また自分もそんな表情だったのだと思いますが・・・、
急いで楽器をしまい、一応避難するよう公民館の職員さんの指示に従い外に出てみると、足腰がガクガクしてしまいました。
丁度レッスンの終了時間となり、駅付近まで生徒さんに送って頂きました。
近くのスーパーで買い物をしていたら、またまた大きな余震が来て…。
そして駅までの道でも標識が大きく揺れて今にも折れんばかりでした。
その後、駅で電車が動くのを待っていましたが、一向に電車は動かず運休とアナウンス…。
生徒さんや親や小針先生に携帯もつながらず、とりあえず、バスで船橋に出ました。
船橋では人が溢れかえり、東武野田線はシャッターがしまり、JRも「運転を見合わせ→運休」で、事態の深刻さ、地震の大きさ、ただならぬものを感じました。
すぐにホテルを携帯のiモードにて予約してホテルに直行しました。
ホテルに着くとロビーでは刻々と被害状況が拡がるTVの報道に、お客様、皆、釘づけでした。
私も、すぐにチェックイン出来ませんでしたので、TVを見たり楽譜を書いたりしていました。
当然電話もつながりませんでした。
チェックイン出来たのは夜9時過ぎでした。
そして、ようやくコンビニエンスストアーに買い物に行けましたが、棚の食料品が空でした。
カップラーメンを買い空腹をしのぎました。
翌日は朝7時前にチェックアウトし電車に乗りました。
運転見合わせで足止めもあり、その都度待ちながら、夕方ようやく栃木駅までたどり着きました。
家に着き、部屋を見たらやはり少し棚の上の物が落ちていましたが実害はほとんどなく安心しました。
12日からは、レッスン中止が相次ぎ、電車も運休、街も静まりかえり…、TVを見る度に被災地の方々の様子に涙せずにはおれず…。
また、こちらの主催するキャラバンサライでの交流会もどうするのかと迷っておりましたが、小針先生から、決行するとの事、「今、皆様が元気をなくしている時に、我々が元気をなくしてはいけない!」
その通りだと思いました。
確かに、今まで皆様に励まされていた分、今度はこちらが励ます番だと思いました。
その時、鎮魂の祈りを込めたコンサートにしよう!と思いました。
しかしいざ、当日を迎えても気持ちが不安定でした。
でも最初のステージに立った時、お客様方の温かな眼差しにパッと元気が湧きました!
勇気を振り絞って、でも慎重に祈りを込めて最初の音を吹きました。
その後は良く覚えておりませんが、無我夢中、全身全霊で演奏したと思います。
一部が終わり、ティータイムになり、お客様から「来て良かった!元気が出ました。幸せです!」とのお声を頂き、どんなに嬉しかった事か!・・・・・・。
その後、皆様の演奏があり、これも皆様が被災地の方々へのメッセージ等をおっしゃってから演奏なさいました。
回を重ねる度に、皆様の上達が目に見えて感動致しました。
第3部、そして全員で演奏する「今日の一曲」も素敵に終わり、アンコールは「明日へ」を演奏しました。
ハンカチを目に当てる方々も中に何人かおられました。
皆様をお見送りした時に、ある女性の方が「明日へを聴いていたら、被災地で亡くなられ天国に行かれた方々の御霊(みたま)が集まられ聴いておられるみたいでしたよ、これからもそんな方々の為に沢山演奏して下さいね!」とおっしゃって下さいました。
そのお言葉にまたまた感動し、逆に励まして頂き、無事に交流会を終える事が出来ました。
これからも、人として、また演奏家の立場からも、何か出来る事を模索しようと思いました。
長文お読み下さりありがとうございましたm(__)m!
オカリナ奏者 佐藤一美
また、被災されご不自由な避難生活されておられる方々へ心からお見舞い申し上げます。
佐藤一美
皆様、blogが大変遅くなり申し訳ありませんでした。
まさかこのような書き出しになるとは夢にも思いませんでした。
皆様お元気でしょうか。
私も、毎日ニュースなどを目にする度に体中の力が抜けるような思いですが、「今、自分に出来る何か」を見つめて過ごしております。
3月11日、その日は、船橋市の三咲公民館でレッスンでした。
あともう少しで終了という所で、団員さん方が気が付かれて…。
未だ体験した事のない揺れ…おさまったかと思いきや、また激しい横揺れ…皆様の表情が凍りついていたのが・・・、また自分もそんな表情だったのだと思いますが・・・、
急いで楽器をしまい、一応避難するよう公民館の職員さんの指示に従い外に出てみると、足腰がガクガクしてしまいました。
丁度レッスンの終了時間となり、駅付近まで生徒さんに送って頂きました。
近くのスーパーで買い物をしていたら、またまた大きな余震が来て…。
そして駅までの道でも標識が大きく揺れて今にも折れんばかりでした。
その後、駅で電車が動くのを待っていましたが、一向に電車は動かず運休とアナウンス…。
生徒さんや親や小針先生に携帯もつながらず、とりあえず、バスで船橋に出ました。
船橋では人が溢れかえり、東武野田線はシャッターがしまり、JRも「運転を見合わせ→運休」で、事態の深刻さ、地震の大きさ、ただならぬものを感じました。
すぐにホテルを携帯のiモードにて予約してホテルに直行しました。
ホテルに着くとロビーでは刻々と被害状況が拡がるTVの報道に、お客様、皆、釘づけでした。
私も、すぐにチェックイン出来ませんでしたので、TVを見たり楽譜を書いたりしていました。
当然電話もつながりませんでした。
チェックイン出来たのは夜9時過ぎでした。
そして、ようやくコンビニエンスストアーに買い物に行けましたが、棚の食料品が空でした。
カップラーメンを買い空腹をしのぎました。
翌日は朝7時前にチェックアウトし電車に乗りました。
運転見合わせで足止めもあり、その都度待ちながら、夕方ようやく栃木駅までたどり着きました。
家に着き、部屋を見たらやはり少し棚の上の物が落ちていましたが実害はほとんどなく安心しました。
12日からは、レッスン中止が相次ぎ、電車も運休、街も静まりかえり…、TVを見る度に被災地の方々の様子に涙せずにはおれず…。
また、こちらの主催するキャラバンサライでの交流会もどうするのかと迷っておりましたが、小針先生から、決行するとの事、「今、皆様が元気をなくしている時に、我々が元気をなくしてはいけない!」
その通りだと思いました。
確かに、今まで皆様に励まされていた分、今度はこちらが励ます番だと思いました。
その時、鎮魂の祈りを込めたコンサートにしよう!と思いました。
しかしいざ、当日を迎えても気持ちが不安定でした。
でも最初のステージに立った時、お客様方の温かな眼差しにパッと元気が湧きました!
勇気を振り絞って、でも慎重に祈りを込めて最初の音を吹きました。
その後は良く覚えておりませんが、無我夢中、全身全霊で演奏したと思います。
一部が終わり、ティータイムになり、お客様から「来て良かった!元気が出ました。幸せです!」とのお声を頂き、どんなに嬉しかった事か!・・・・・・。
その後、皆様の演奏があり、これも皆様が被災地の方々へのメッセージ等をおっしゃってから演奏なさいました。
回を重ねる度に、皆様の上達が目に見えて感動致しました。
第3部、そして全員で演奏する「今日の一曲」も素敵に終わり、アンコールは「明日へ」を演奏しました。
ハンカチを目に当てる方々も中に何人かおられました。
皆様をお見送りした時に、ある女性の方が「明日へを聴いていたら、被災地で亡くなられ天国に行かれた方々の御霊(みたま)が集まられ聴いておられるみたいでしたよ、これからもそんな方々の為に沢山演奏して下さいね!」とおっしゃって下さいました。
そのお言葉にまたまた感動し、逆に励まして頂き、無事に交流会を終える事が出来ました。
これからも、人として、また演奏家の立場からも、何か出来る事を模索しようと思いました。
長文お読み下さりありがとうございましたm(__)m!
オカリナ奏者 佐藤一美
by satokazumi
| 2011-03-21 02:05
| 佐藤一美の徒然な日々